金融市場におけるデータ、機械学習、テクノロジーの活用についてメインビジュアル

中銀デジタル通貨(CBDC)について

講師

白塚 重典

日時

2021年5月31日(月)
18:30~20:00

おすすめ対象者

⾦融機関にお勤めの⽅(特に市場部、戦略企画部、営業企画部、調査部、デジタル部の⽅)、デジタル通貨に興味がある⽅

内容

電⼦マネー、QRコード決済の浸透やBitcoin などの暗号資産(Crypto-assets)の取引拡⼤など、⾦融のデジタル化が注⽬を集めている。
そうした中、中央銀⾏でも、既存の物理的な現⾦を代替・補完する決済⼿段として、中央銀⾏⾃らが発⾏するデジタル通貨(CBDC: central bank digital currency)の検討を進展させている。
こうした状況を踏まえ、CBDCの基礎およびその⾦融システムと⾦融政策への影響について理解を深めることを⽬標としたセミナー。

CBDCの基礎:CBDCの基本的な特徴や構造、およびその理解の基礎となる貨幣論の基礎を解説する。
特に、通貨に対する「信認(credibility)」が通貨が通貨として機能する上での重要な特性であることへの理解を深める。その上で、暗号資産のように、まったく無関係な主体によって構成される分権的システムによって信認を確⽴していくことができるかを議論する。

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講師

白塚 重典
白塚 重典
株式会社MILIZE取締役
慶應義塾⼤学経済学部教授
1987年3⽉慶應義塾⼤学経済学部卒業、同年4⽉⽇本銀⾏⼊⾏。
⾦融研究所経済ファイナンス研究課⻑、松⼭⽀店⻑、⾦沢⽀店⻑、企画局審議役、⾦融研究所⻑などを歴任。
2019年9⽉より慶應義塾⼤学経済学部教授2000年、慶應義塾⼤学博⼠(経済学)。主な著書は、『物価の経済分析』(東京⼤学出版会、1998年)。
専攻分野⾦融論、マクロ経済学、⾦融政策分析、物価指数論
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